転職活動の面接ポイント

応募書類を送り、書類選考を通過したら次は面接です。面接では企業にアピールするポイントや注意点があります。

新卒の学生の面接では多少失礼な点があっても面接官は元気があってヤル気があれば大目に見てくれますが、一度社会人を経験している中途採用者の面接はビジネスマナーが身についていることが前提ですすめられます。そのため、ビジネスマナーが身についていない人は常識がないと判断されてマイナス評価に繋がります。面接時では入室中だけでなく受付から評価されています。上着は会社の入り口で脱いで指定された時間の5分前には到着しましょう。面接中に携帯電話が鳴らないように電源を切っておくことも重要です。入室の際にはドアを2回ノックするとトイレに人が入っているか確認するトイレノックになってしまいます。入室時には3回ノックしましょう。

自己紹介は簡潔でわかりやすい方が企業からの印象が良いです。時間としては3分が目安で話しすぎてしまうと企業側にとっては何が言いたいのか分からなくなってしまいます。なかには1分での自己紹介を求められる企業もあるのでそれぞれの時間に合わせた自己紹介や自己PRを事前に考えておくことをおすすめします。面接では転職の理由を聞かれますが、正直に話しましょう。しかし、「会社が嫌だった」「上司が最悪」だったなど愚痴のような理由ではいけません。悪い内容をポジティブに言い換える努力も必要です。例えば会社の条件に満足できなかったために転職を考えた場合は「現状に満足せず日々成長できる会社で働きたい」というようにマイナスの内容だけを話さないように心がけましょう。面接の最後には質問があるか聞かれることがありますが、そこでは質問するようにしましょう。質問で意欲や企業研究の度合いをみることがあります。企業は転職者を即戦力として考えています。一緒に働きたいと思ってもらえるようにマナーに気を配り、企業の情報も調べて万全の状態で臨みましょう。

面接が終わると気が緩みがちです。しかし家に帰るまで面接が続いていることを意識して面接後の対応で失敗しないように心がけましょう。終了後もきちっと挨拶をして会社を出るまで上着を着ないようにしましょう。そして、すぐに面接に対してのお礼の手紙やメールで感謝の気持ちを伝えることが大切です。