不安も大きいUターン転職で覚悟すべきこと

さまざまな家庭の事情で、故郷へ帰って就職することもあるでしょう。
ご両親の面倒を見るため。または都会に疲れて田舎でのんびりしたいため。地元でやりたいことが見つかったため。
しかし、Uターン転職には苦労も多いのが実情です。

都心部より地方のほうが給料は下がる

こればかりは避けられません。とくに、前職と同じ業種ならば、確実に給料は下がります。やはり、地方では物価の違いがあるからです。その分、家賃も食費も少しはおさえられますが、結局は収入も減ってしまうので、物価の安さからの恩恵は受けにくいでしょう。

そのため、まずは都心部でしっかりと貯金をしておくといいでしょう。

企業が少ないから就活が大変

そもそも企業がとてもすくないため、選べるほどの選択肢がありません。
特殊な業種になってくると一社が独占していることもあります。そのため、比べることも難しくなってきます。
その土地で盛んな産業ならば、いろんな企業が存在するでしょう。
むしろ都心部にはないような、変わった職種もあるかもしれませんね。
自然が多いところならば、農業や林業も盛んでしょう。海側な漁業に関した仕事もたくさんありそうです。
観光地ならば、旅館や観光案内の仕事もあります。森のなかのガイドなんて珍しい職種もありますね。
地元の特産がなんなのか、もう一度検討してみてもいいですね。

まだまだブラックな考えの企業も多い

都心部では労働基準法などの意識も高い企業が増えてきました。しかし、地方の企業では、まだまだ根付いていないことも多いのです。
特に独占企業の場合、ライバルとなる会社もないので、ワンマン経営になることが多いのも特徴です。もちろん、ちゃんと従業員を大事にしている地方の独占企業も存在します。

ただ、地方のメリットは地元の情報がたくさんあること。たとえば、独占企業なんて有名になりやすいですから、ブラックな企業ならすぐに噂が広まります。そのため、ネットで企業情報を漁るよりも、地元の人間に企業について訊いたほうがいいでしょう。
「あそこの人はA社に勤めているけどよさそうよ」という情報があったり、実際にその人に訊いてみてもいいかもしれませんね。いいと思ったら、紹介もしてくれることもあります。