転職・職務経歴書

転職において職務経歴書は必要でしょうか?企業によって職務経歴書が必要だったりそうでなかったりバラバラなので、迷ってしまう方が多いようです。例えばアルバイトや新卒の面接では職務経歴書はそこまで重要な意味を持ちません。なぜならアルバイトならその人がどんな人で、ちゃんと仕事してくれるかさえ分かれば十分であり、新卒ならそもそも提出する必要がないからです。履歴書だけで十分なのです。ですが、中途採用は違います。中途採用では職務経歴書は非常に重要です。採用・不採用を決める大きな判断基準となります。というのも、中途採用というのはその人が社会人として働いてきて、どんな能力・経験を得てきたのかが合否に影響を与えるからです。職務経歴書をしっかりと書いて、相手方の企業に提出することで、自分のスキルを最大限にアピールすることが出来ます。提出しないなんてもったいないです。よほどのことが無い限り、必ず提出しましょう。

ではどのように職務経歴書を書けば良いアピールが出来るのでしょうか。基本的な指針としては「コンパクトに、分かりやすく」です。具体的に説明すれば、まず枚数は1枚がベター。多くても3枚までにしましょう。理由はシンプルです。多すぎると読みたく無くなるからです。面接官の気持ちになりましょう。同じような理由から、字は綺麗に書く(パソコンを使うのもアリ)、誤字脱字・記入ミスはNG、といった点にも注意しましょう。
ここからが本題です。どんなことを書くか、その内容についてです。基本的にはあなたが今までどの会社でどんな仕事をしてきたのか、そしてそれが新しい会社にどのように生かせるのかについて書くわけですが、いくつか注意点があります。
まず、あまり詳しく書き過ぎないようにすること。これは先ほどと同じ理由で、長すぎると読むのが面倒だからです。逆に、少なすぎるのも厳禁です。程よく、全体のバランスを鑑みてまとめましょう。
それから、当たり前ですが「職務」と関係のないことは書かないようにしてください。自己アピールをしようとするあまり、趣味や特技、関係のない資格までも書く人がいます。
さらに問題なのが、企業機密を漏らしてしまうことです。「私はこんな新製品を開発しました」など本来秘密にしておくべき内容を書いてしまうと、社会人としてのマナーを疑われます。
これらの注意点を守ったうえで、最大限自分の能力をアピールしましょう。