客室乗務員への転職女性であれば一度は憧れたことがある

女性であれば一度は憧れたことがあるであろう客室乗務員という仕事。一見華やかに見えるこの仕事ですが、裏では大変な競争と苦労があるのをご存知でしょうか。今回は客室乗務員に転職するにはどうすればよいかを考えてみます。
基本的には客室乗務員になるための資格はありません。航空会社が開催している既卒採用に合格して、社員(契約社員)になることが出来ればOKです。ですがその仕事の特色上、語学力に通じた人が優遇されるケースが多いようです。そのため、TOEICなどの試験で高得点を取ることがアピールに繋がることが想定されます。また、英語のみならず中国語や韓国語といった第二外国語を習得しておくと好印象を持たれるでしょう。特に外資系の航空会社では、ハイレベルの外国語能力が求められます。自分の考えをスラスラと外国語で説明できるレベルでないと難しいかもしれません。
客室乗務員は他の仕事と比べて離職率が高いとされています。その理由にはやはり仕事の大変さがあるでしょう。狭い飛行機の中で長時間立ちっぱなしでサービスを提供しなければなりません。国際線の場合だと時差の問題もあります。いわゆる時差ボケと呼ばれる現象と毎日格闘しなければなりません。そのため体調を崩さないよう気を使って生活する必要があるでしょう。
これだけ大変な仕事であるにも関わらず、給与は決して高くないのが現状です。特にLCCの台頭など価格競争が激化している昨今、そのしわ寄せが客室乗務員にも来ています。また勤務時間や休日などが他職業と比べて不規則であるため、家族と時間を共有できないケースも多いようです。さらに女性の客室乗務員の場合、子育ての問題もあります。多くの航空会社では産休や育休の制度が整備されていますが、その産休期間が終わればまた通常通り勤務しなければなりません。何日も家に帰れないというケースもザラにあるため、夫や両親の協力が不可欠となります。
思っている以上に大変な仕事であることが分かりますが、その分やりがいがあるとも言えます。利用者の「空の旅」を安全かつ快適なものとするために、あらゆることに気を配っておく必要がありますが、無事目的地に到着した際は達成感を感じることが出来るでしょう。仲間の客室乗務員と協力しあい、最高のサービスを提供する仕事。是非転職を考えてみてはいかがですか?